《レビュー》CSM カイザギア【仮面ライダーカイザ コンプリートセレクションモディフィケーション】
2018/04/14
仮面ライダー555 COMPLETE SELECTION MODIFICATION KAIXAGEAR(CSM カイザギア)
今回ご紹介しますのは、大人の為の変身ベルトシリーズ『COMPLETE SELECTION MODIFICATION(コンプリートセレクションモディフィケーション)』から、仮面ライダー555に登場する2番目のライダー、仮面ライダーカイザの『カイザギア』です。
登場作品 | 仮面ライダー555(ファイズ) |
---|---|
メーカー | バンダイ(プレミアムバンダイ) |
メーカー希望小売価格 | 48,600円(税込み) |
発売日 | 2018年3月24日 |
全高 | - |
・・・この値段。。。
発表された時には結構な衝撃でしたよね~・・・。
しかし、商品化リクエスト、ダントツの1位だったというだけに
受注開始から即日で1次受注が終了してしまったこの『カイザギア』
そんなに迷っている時間は無かったワケですよ
そしてそして届いたカイザギアを見て
その箱のデカさにまたまたビックリしましたね~。
とにかくデカい
フィギュアーツ置いてみたけどちょっと分かりづらいか・・・
パッケージの外枠は、白。
『ファイズギア』は黒でしたが、素材は同じですね。
商品内容
そしてそして~、
開封しますと、ギッチリ入ってますね~。
『ファイズギア』では、不満点の一つとして、
パッケージの素っ気なさってのがあったんですよね~。
『ファイズドライバー』と『その他のオプション』がそれぞれ別のセットになっており、
せっかく『ファイズギア』として購入してんのに、
その2つのボックスを1つにまとめただけ、ってのは
ちょっとプレミアム感がなくて、ガッカリだったのですよね・・・。
しかし
今回はその不満点を反映してなのか、
『カイザギア』としてワンボックスとなっていたのは
嬉しいですね~。
ただ、
このデカい箱、どこにどうやってしまうんだよ・・・
ってのは悩みどころなんですが・・・。
そしてもう一枚入っていたのが、
「カイザブレイガンホルダーに見られる線状の模様につきまして」
という断り書き。
コレ何かっていうと、
いわゆる「ウェルドライン」ってヤツですね。
メタリックっぽい成形をしているプラスチックなどには
必ず入ってしまう、マーブルっぽい線の事で、
亀裂などではないですよ~、って事ですね~。
コレは性質上、止むを得ない所ですね。
カイザドライバー
では、カイザドライバーから見て行きましょう~。
ベルト、カイザフォン、ミッションメモリー、ベルト止め、サイドバックル。
これが標準のセットですね。
ミッションメモリーは、ファイズドライバーのものと同様、
ダイキャスト製となっており、この小ささでも重量感があります。
ベルト
ベルトの基本仕様は、ファイズドライバーと同じで、
どうやら金型は全く同じ様ですね。
・・・と、んっ
写真を撮ってから気付いたけど、
既に塗装剥げが・・・。
コレ、多分、僕が遊んでてこうなったワケじゃなさそうですね。。。
最初から入ってたウェザリング・・・でもないんでしょうね。
う~ん、
ファイズドライバーで気になったベルトの分割線。
金型同じなんで、まぁ同じなんですけど
やっぱり分割線は入ったまんまですね~。
色が暗いんでファイズドライバーよりはやや目立ちにくいかなぁ~
とは思いますけど、ちょい惜しい所ですかねぇ~。
ベルト止めやサイドバックルをマジックテープで止めるトコ、
また、ベルト部分も基本仕様はファイズドライバーと同じですね。
ベルト部分は少々固めの軟質素材という感じ。
ベルトバックルの裏側もファイズと全く同じ、色違いという感じですね。
電池の本数ももちろん同じ単4電池2本です。
カイザフォン
さてさて、これはファイズとは異なりますよ~。
カイザフォンも単4電池2本です。
カイザフォンにミッションメモリーを取り付けたところ。
やっぱミッションメモリーを付けると各段にカッコ良くなりますね~。
もちろんご存じでしょうけど、
ファイズフォンはパカっと開くタイプだったのが、
カイザフォンはクルッとスライド回転して開けるのですよね~。
ここら辺は、当時のガラケーを彷彿とさせますよね~。
そしてそして~、
ここもファイズフォンで不満だった点の改善点。
カイザフォンを開いた時に、「シュオーン・・・」という起動音がするんですね~
ファイズフォンでは電源スイッチを入れた時にしか起動音がしないのが
残念ポイントだったんですが、今回入れて来てくれましたね~。
そしてその起動音に合わせて表面のLEDが発光します。
イイですね~
そして、カイザフォンをベルトから取り外し、
キャンセルボタンを押す事で変身解除音もシッカリ鳴るんですね~。
そしてそして、変身解除時には、
ランダムで「エラー」という音声とともに灰化音が鳴ります。
カイザといえば、
やはり変身後に死ぬかもしれないという恐怖感がありましたから、
これはリアルで面白い仕様ですよね~。
しかし、このエラーによる灰化、
ちと発生率が高くてですね、
5割程度の確率で死んでしまいます。
せめて3割程にしといて欲しかったかなぁ~。。。
本体は黒の成形色に、ガンメタリック、シルバーとツヤ有りのブラックで塗装されています。
しかしこのツヤ有りブラックの塗装部、
よくよく見ると、小さな気泡がポツポツと・・・。
個体差もあるんだろうけど、
コレ、気になる人は気になるかもね~・・・、っていうくらいの大きさです。
人の許容範囲は違うと思いますが、
プラモの塗装だったらNGなレベルの気泡という感じです。。。
このイメージ、分かりますかね??
開いた時だけ見えるカメラレンズっぽいものとスピーカー。
底面部には、ちょっと分かりづらいですが、
充電プラグっぽいモールドも入っていますね~。
ファイズギア・オプション PART1
では、ファイズギアのオプションを見て行きますよ~。
カイザポインター、カイザショット、レッグホルダー
これらは、ファイズギアのセット内容と同じ部分ですね~。
といってもカイザポインターはファイズポインターに比べて
かなりボリュームとギミックが異なっていますし、
ゴールドなんで、目を引きますよね~。
カイザポインター
こ~れは、カッコいいですね~
こちらも単4電池2本、ねじ止め式のフタになってます。
ミッションメモリーを挿したところ。
ミッションメモリーを挿すと、「ピピッ、レディー」
と言って、シュパッと回転して開きます。
あっ、ちなみにカイザポインターの電源スイッチは、
上の画像の赤矢印の部分なんですが、
本体のモールドに紛れ込ませて造形している所が
素晴らしいですね~。
出来るだけ見た目を損なわない様にという配慮とこだわりですよね~。
おっと・・・、
カイザポインターを開いたところに、
バリ・・・
というよりバリをもぎ取ったような結構大きな傷跡が・・・。
この処理はいただけませんな・・・。
こちらはカイザショットを取り付けるレッグホルダー。
カイザショット
カイザショット。
こちらの基本仕様は、ファイズギアのものと同様ですね。
金型も全くで同じで、塗装違いの様です。
カイザショットにミッションメモリーを挿したところ。
ミッションメモリーを挿すと、ハンドルを開く事が出来る様になります。
そしてハンドルを開くと、電池ブタを開く事が出来る様になります。
こちらは単4電池3本が必要です。
カイザギア・オプション PART2
さてさて、
今回のカイザギアの目玉ですよ~。
カイザブレイガン本体、ブレイドパーツ、カイザブレイガンホルダー
いやいやぁ~、
こりゃあ、箱もデカくなるわ。
カイザブレイガン
ハァ~、
どこから見ても美しいですね~~~。
電池は単4を3本。ネジ止め式のフタになっています。
そしてそのすぐ下にスイッチがあるんですが、
パッと見ではこれがスイッチと分からない
イイですね~、
一瞬探しちゃいますが、ココもこだわりですね~。
そして、カイザブレイガンホルダーの穴に銃口を差し込み、
カイザブレイガンホルダーのベルトで止めるんですが・・・
これがなかなかハメづらい。
で、取り付けるとこんな感じ。
ブレイド
ブレイドの表と裏。
長い
画面に収まらない
ブレイド先端部。
電池ボックスは、ブレイドの根元側にネジ止め式のフタで付いています。
必要な電池は単4電池3本。
カイザギア、必要な電池は合計
単4電池15本!!
カイザギア届いてから
慌てて買いに行きましたよ。。。
こんなに電池がいるCSM、今後出ないかもね~。
そして、ブレイドのスイッチはブレイガン本体に隠れる部分に付いています。
さて
これでようやく、全部揃いましたので
ベルトの装着して・・・
カイザギア、完成!!
いやぁ~、
ブレイガンの存在感がハンパないね。
遊んでみよう!!(フォンブラスター)
カイザフォンは、閉じる側とは反対方向に回す事で、『フォンブラスター』にする事が出来ます。
入力コードを押す事でモードが切り替わります。
103+ENTER : シングルモード(単発)
106+ENTER : バーストモード(3連発)
そしてサイドにあるトリガーを押すと射撃音とともに
表面のLEDがモードに応じた発光をします。
銃口も発光してます。
そして、合計12発、
バーストモードだと3連発なので、3発×4回ですね、
弾切れとなり、
279+ENTER でチャージです。
基本的にはファイズフォンと同じですね~。
しかし、ファイズフォンでは
コードを入力すると、コードに応じて画面が発光したんですが、
カイザフォンではそれが無くなっちゃいましたね。
おそらくファイズフォンでは画面がフタ側だったのに対して、
カイザフォンでは画面がキー側にあるから、
という発光ギミックの受け持ちが違うからでしょうね。
コレはちょっと残念。
遊んでみよう!!(カイザショット)
カイザショットは、ミッションメモリーを挿さない状態ではデジカメモードで、
ボタンを押すとシャッター音とともにフラッシュが発光します。
そして、ミッションメモリーを挿すと「レディ」という音声が鳴り、待機状態となります。
その後、カイザフォンのENTERを押すとミッションメモリーが発光し、
「キュイーン、キュイン、キュイン、・・・・、キュキュキュキュ・・・」
と待機音が鳴り響き、
グリップのボタンを押して、『グランインパクト』発動
その後は、グリップのボタンを押す事で
LEDが発光しながらパンチ音を発する『ナックルモード』で遊べます。
遊んでみよう!!(カイザポインター)
カイザポインターにミッションメモリーを挿したら、
「レディ」と発声。
そして、脚に取り付けたレッグホルダーにカイザポインターを装着
ってか、デカっ!!
1分間の電波待機状態になるので、この間に、
カイザフォンのENTERボタンを押すと、
「エクシードチャージ!」
「キュイーーーーーーーーン・・・・・」
という音がカイザフォンから鳴り始め、1、2秒すると
このキュイーーーン音がカイザポインターに移動し・・・
カイザポインターのシリンダーから
カイザのマーク X が照射され、
衝撃音が鳴り響きます。
やっぱりこの通信で動作するというのは面白いですね~。
カイザポインターは、この通信時でない時にも
本体ボタンを押す事で、
「ピピッ!」という音声と共にカイザマークを照射する事も出来ます。
基本的な仕様は、ファイズポインターとほぼ同様なんですが、
何といってもデカい、
そして、ミッションメモリーを挿した時の
シリンダーの回転展開がめっちゃカッコいいですね~。
遊んでみよう!!(カイザブレイガン)
さあ、いよいよ本命のカイザブレイガン
コレは楽しみでしたよね~。
とにかくこのカイザブレイガンもデカいし
カッコいい!!!
スチャッ。
もう正直、これだけでも所有感を満たされる程のインパクトですよね~。
そしてトリガーを押すと、
銃声とともに、オルフェノクに見立てたシルエットが照射されます。
そして後部のコッキングレバーを引いてから戻すと、
「バーストモード」
という音声が鳴り、その後トリガーを押すと、
連射音とオルフェノクの灰化音、そしてオルフェノクのシルエットが照射されます。
そしてそして~、
コレが本命中の本命、ブレードモード!!!
ブレードの電源を入れたらカイザブレイガン本体に装着。
そしてミッションメモリーをカイザブレイガン本体に挿すと、
「レディ」
という音声の後、
「ウイーン、ウイーン、・・・・・」
という待機音に合わせて、ブレードが緩やかな明滅を始めます。
コレ、めっちゃカッコいい
そしてこの間に、
カイザフォンのENTERを押すと、
例によって「キュイーーーーーーーーン」という待機音が
カイザフォンからカイザブレイガンに移動し、
ブレイドの発光は消灯。
そしてコッキングレバーを引きトリガーを押すと、
拘束弾音が鳴るとともにオルフェノクのシルエットが照射され、
再び「ウイーン、ウイーン、・・・・・」と鳴り始めて
ブレードが明滅ではなく点灯。
そして、もう一度トリガーを押すと、
「ジャキーーーン!!」
斬撃音が鳴り、
緩やかに発光が消えていくのと同時に
オルフェノクの灰化音が鳴り響きます。
いやぁ、もう楽しい!!!
ホントにコレはスゲェですよ。
その後もトリガーを押す事で
ブレードの斬撃音が鳴るんですけど、
この斬撃音はどうやら2種類(3種類か?)入っている様で、
続けて同じ音が鳴らない様になってて
単調にならないように配慮されているのですね~。
この楽しさは写真と説明だけでは伝わらないと思うんで、
ぜひ下の方にある動画レビューで確認してみてください。
ただちょっとこのブレードに関する残念ポイント。
ブレードの電源を入れたまま放置しておくと、
しばらく経つとチカチカチカと細かく点滅して
自動オフの状態になるんですけど、
この後、かなりの確率で
電源が入らなくなります。
電池の抜き差しをしても、何をやっても
電源が入りません。
その後しばらく放置したりすると知らない間に直ったりするんですけど、
コレは明らかなバグでしょうね。。。
多分個体によるものと思われますけど、
問い合わせるのも面倒なんで、
遊び終わったら、必ず電源は切る様にしています。
いやぁ、ココ、ホントに残念です。。。
コード入力遊び
今回もコード入力遊びの収録数は盛りだくさんですね~
ファイズドライバーでもかなり多いと思ってましたが、
それをはるかに上回る収録数です。
そして今回は、
草加役の村上幸平さんが撮り下ろし音声を収録するだけでなく、
音声のチョイスまでしているのですよね~。
村上さんのカイザへの思い入れは大変深い様で
インタビューやこの今回のCSMカイザギア発売は
ホントに楽しみにしてた様で嬉しいですよね~。
村上さんの触ってる様子が凄く嬉しそうで、何かカワイイ。。。
そして、今回の変身では、
変身後にBGMを鳴らす事が出来るようになったんですね~。
BGMボタンを長押しし、「ピコッ」という音の回数に応じて
BGMを選ぶ事も出来るんですね。
前回発売の『デンオウベルト』もこの仕様が入ってて、
めっちゃ楽しかったんですけど、
今回のカイザギアにも盛り込んでくれましたね~。
BGMが同時に鳴り始めると、
一気に劇中シーンに自分が引き込まれたような錯覚に陥ってしまいます。
ココ、非常にポイント高いですよ~!!
と言いますのはですね、
前回のファイズギアでは、
2つの音声を同時に鳴らす事が出来ない仕様で、
音声中に他の操作をすると、
前に鳴っていた音が中断されてしまっていたのですよね。
コレ、非常に残念なポイントだったんですけど、
今回はスピーカーを複数持たせたんでしょうか、
この点が改善されているのですよね~。
これはとっても嬉しい改良点ですよ~。
動画レビュー
動画でもレビューしてます。
コード入力遊びもいくつかご紹介していますので
宜しければ、ご覧ください。
総 評
「高いけど安い」
と言われた、CSM過去最高額であった今回のCSMカイザギア。
僕も非常に楽しみにしていました。
非常に期待のカイザギア、南東的評価は、
★★★★☆(4.0)
星4つです。
全体の評価としては、
もう満腹という感じです。
このボリュームなら、この価格設定もやむを得ないか
という程の充実セットになっています。
細かい部分への配慮や、ファイズギアで出た課題を
シッカリ反映させてくれているのが見えて
非常に嬉しい内容になってますね~。
個人的に非常に嬉しかったのは、
カイザフォンで複数音声を鳴らす事が出来る様になった点ですね。
これによって、BGMに乗せて変身する事が出来ます。
そういう意味では、
変身待機音中に、草加の「変身」ボイスを鳴らすと、
一瞬待機音が途切れるのはちょっと惜しいんですが、
それでも、その後待機音は再生されるので良しとしますか
という感じ。
いずれにしても、この複数音声再生については、
非常にポイント高いです。
塗装に関しては、
恐らく気になる人は気になるのでしょうが、
僕の中では、まぁまぁ許容範囲かな?というところです。
しかし、ブレードの不具合やバリの処理については、
ちょっと減点せざるを得ませんね。
上でも書いた様に問い合わせはメンドウなのでしませんけど、
これで満点!!と出来なかった事が非常に非常に残念です。
他の個体でも同様の不具合はやはりある様なので、
気になる方は問い合わせてみた方が良いかもしれませんね。
何せ高額商品なので、あまりケチが付いたままではイヤですもんね。
他にちょっと気になったのは、
残念ポイントという程ではないかもしれませんが、
変身解除後の灰化率の高さ(約5割)、
そしてカイザフォンのトリガーを
謝って押してしまいやすいってトコですかね。
不意に着信音が鳴ったり、
変身する際に、ベルトに挿すのに手間取って
何度も草加の「変身!」という声を聴く事になります。
まぁ、ココは自分で気を付けたらいいトコなんですけどね。
期待度も非常に高かっただけに、
色々と気になる所もありますが、
それ以上に全体の充実度は、物理的にも
これまで以上の所有感を満たされる事は間違いないですよ~。
今後コレほどの大物セットは、
滅多に発売される事もないと思います。
カイザが好きで、
「ただ鳴る、光だけのベルトには飽きた」
という方には、
非常に楽しいセットだと思いますよ~。
以上、仮面ライダー555 COMPLETE SELECTION MODIFICATION KAIXAGEAR(CSM カイザギア)のレビューでした~。
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>コレは明らかなバグでしょうね。。。
ちゃんと説明書読みましょうねおじちゃん^^;